東西金杯はハズレのスタートとなりました。正直、今年はどちらも難しかった…。
中山金杯は3着ウインイクシードの戸崎騎手の腕が目立ちました。戸崎騎手って派手さはないんですが、とにかくミスが少なくキッチリ追えるので馬の能力を底上げできるタイプ。JRA的な乗り方もできるし、JRA的な乗り方で甘くなるチュウワウィザードのような馬の底力を引き出すこともできる。
ウインイクシードはスパッとは切れないけど追えば追うほどグイグイと伸びて来るタイプ。この馬にはピッタリでした。
一昨年のJBCレディスクラシックでは不運な落馬事故により大けがをしましたが、完全復活。2021年は大暴れしてくれそうです。
西は岩田騎手が健在ぶりをアピール。内枠からスパッと差しがあたりはさすが。勝負勘がさえました。白髪も勝負師っぽくて良い。
そして3着の川須騎手。決して技術力があるタイプではないのですが、こうして積極策を打ってくれるなら面白い。コメント、
「イチかバチか行きました」
良いですね。弱き者は他の者と同じことをしていてもノーチャンス。であれば、やはりギャンブルでもいいから思い切って肉を切らせて骨を断つ。穴のセオリー通りの川須騎手もあっぱれの3着でした。
今年も騎手を見つめて、また馬券に繋げて行きたいと感じた競馬のお正月、金杯でした。
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重賞回顧は競馬ノートにて。