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【実験記事】日本ダービー2019-3強の背景とそれ以外の注目馬たち-

日本ダービー2019の枠順が確定し、いよいよ本番モード。

今年は3強というのがもっぱらですが、その背景は2つあります。

1、皐月賞上位3頭が強いから←当たり前
2、一部路線を除く主要路線がかなり低レベルだから

この2の方については改めて考える必要があります。

まず、一部路線を除く…の一部路線とはどの路線か。

以下、列挙します。

東スポ杯2歳S
朝日杯
共同通信杯
皐月賞

以上4レースに限って言えば、今年も例年並みかそれ以上のレベルを誇っています。

この回出走する上位(5着以内)馬は…

東スポ杯2歳S →1着ニシノデイジー 4着ヴェロックス
朝日杯 → 出走ナシ
共同通信杯 → 1着ダノンキングリー 3着クラージュゲリエ
皐月賞 → 1着サートゥルナーリア 2着 ヴェロックス 3着ダノンキングリー 5着クラージュゲリエ

以上の結果を眺めると、3強は納得ですし、皐月賞では14番人気に甘んじながら5着に健闘したクラージュゲリエも、戦って来た相手を考えればそれくらいの力を秘めていたと言えるでしょう。

では、逆に低レベル路線はどこか…主なレースを列挙します。

京成杯 → メンバーレベルE 1着ランフォザローゼス
きさらぎ賞 → メンバーレベルE 2着タガノディアマンテ 5着メイショウテンゲン
弥生賞 → メンバーレベルE 1着メイショウテンゲン 2着シュヴァルツリーゼ 4着ニシノデイジー

※メンバーレベルはTAROの競馬ノートにて配信したもの。勝ち馬のレベルというよりは上位馬や出走メンバーの質を総合的に判断したもの。

ちなみに上記合計8レースのうち5レースに出走歴があるのが、ナイママ。

東スポ杯2歳S 13着
京成杯     6着
共同通信杯   7着
弥生賞     8着
皐月賞     10着

こうして見て行くとザックリ見て、この順列は崩れていないんですよね。弥生賞で上位に好走した馬が皐月賞では軒並み人気より着順を下げる形になった…

メイショウテンゲン 9番人気15着
シュヴァルツリーゼ 7番人気12着
ニシノデイジー   6番人気17着

これも納得といえば納得。

上記に登場しなかったレースでは毎日杯も超低レベル戦。

スプリングSも地味な印象で、勝ったエメラルファイトは一頓挫あって今回はブッツケ。2~3着馬は出走せず。

青葉賞は逃げ先行有利のレースをリオンリオンが押し切るという横山典騎手の得意パターン。その同騎手は今回乗れず。2着ランフォザローゼスは低レベル京成杯の2着馬だが、そこから久々+距離延長で成長を見せたと言えば見せたが…?

京都新聞杯はレッドジェニアルが勝利。2着はスプリングS惨敗も距離延長で変わり身を見せたロジャーバローズ。

プリンシパルSは雹のアクシデントで1週ズレ込み、勝ったサダルは回避…。

3強というか、それ以外の組がダラしないという印象もある。横綱が3頭ということもあるが、というよりは関脇小結がいなくて、前頭と大関のような感じ。

だから考えれば考えるほど3頭のことしか頭に入らなくなるのだが、それでももし割って入るとしたら…

主要路線でキッチリ健闘を続けているクラージュゲリエ。距離がどうかという気はしますが、能力は示しているので可能性はありそう。

距離延長で変わり身を見せて来たランフォザローゼス。皐月賞をスキップして余裕のあるローテは好感が持てる。

同じく延長で変わり身を見せて来たレッドジェニアル。主要路線での出走はない分、文字通り未知の魅力がある。

あと、もう一頭気になるのは…

ニシノデイジーなんですよね。

この馬はハイレベルだった東スポ杯2歳ステークスを勝利、それでいながら以後精彩を欠いているのは馬の成長力か…あるいは…ですが、恐らくあるいはの方がだと思うんですよね。

ただ東スポ杯の内容だけ走れるわけで、能力は足りてもおかしくない。皐月賞はめちゃくちゃな騎乗でしたが、今回は気楽な立場。人気も落ちるし、今回は前走を踏まえて陣営もオーダーを具体的に出して来るみたいなので面白いかなとは思っているんですがどうでしょうか。

最後に余談なんですが、勝浦騎手は競馬場の芝を朝歩いてチェックするようなことはしないようで、その際にこんな発言をしているんですよ。

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皐月賞の競馬を見ればさもありなんという感じなんですが、人気急落、気楽な立場での逆襲はないかなぁ、と、今回は少し期待をしています。

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