とりあえず先週末の振り返りを少し。
日経新春杯はヨーホーレイクが外から力強く伸びて勝利。
抜け出したステラヴェローチェをマークする立場、また斤量の恩恵があったとはいえ、久々の一戦で成長を見せた好内容でした。
馬体も伸びがあって、まさに保守本流のディープ産駒。気は早いですが順調ならジャパンカップあたりで最も面白い存在になりそうです。クロウキャニオンの一族は順調に使えるかどうかもカギになるので、まずは無事に。
ステラヴェローチェは有馬記念からの強行軍でもキッチリ力は出し切った好内容。ただデムーロ騎手とはそこまで合う感じもしないので、あまりこのコンビにこだわらなくても良いのかなという気はしました。
◎クラヴェルは流れに乗れず終わってしまった感じ。
肺出血という敗因も出ていますが、安田翔調教師のこのコメントが非常にわかりやすい。
「折り合うことを理解しすぎて折り合いすぎになっている面があるようです。中間の調教で馬が利口になっている感じだったのですが、実戦の走りに関しては折り合うと何となく走っている感じです。今の感じならソロっと出すよりそのまま行かせたほうがいいのかもしれません」
とても納得のいく説明でした。
田辺騎手のアサマノイタズラ、クラヴェルの横山典騎手、非常に手が合うのですが、それはそれとして別の側面もあるものだなと感じます。
クラヴェルやアサマノイタズラを見ていると、馬にはたまにショック療法的なことが必要なのだと感じる。横山典騎手や田辺騎手で収穫するのは良いのだけど、そればかりしてると馬が飽きる。
ショックを与えるには例えばスピード競馬を使うのも一つだし、あるいは真逆のタイプの騎手を一度挟むのも良い。
— TAROの競馬🏇 (@TARO_company) January 16, 2022
これ感覚的に伝わるかわからないですが、フワッと乗るタイプの鞍上がずーっと続くと、馬ん闘争心みたいなものが少し薄れる面があって、それはアサマノイタズラの有馬記念で凄く感じたんですよね。なのでタイミングというか、いろいろ試行錯誤することも大事だなと。距離を縮めて一度スピードレースを使うとかですかね。
今週末はダートの東海ステークス、そして中山ではAJCC。AJCCは相性の良い中山芝2200m舞台のレースなので楽しみです。
その前に明日はニューイヤーカップ(浦和)の予想を公開予定です。