非常に良い天気の日曜日。今週から秋G1戦線のスタートです。
最近のG1は堅いことも多いのですが、この秋は是非荒れてもらって、荒れたところをドカンと当てたい…。
のですが、あまり力んでも仕方ないので、臨機応変に。
さて、今年のスプリンターズステークス2021、予想のポイントは週半ばの展望で書いた通り。
昨年はグランアレグリアの大外一気が決まったが、もちろん馬の能力もさることながら馬場状態や展開のアシストもあった。3着は同じく大外一気、最後方から追い上げた10番人気のアウィルアウェイ。
さて、今年はどうかといえば、中山は3週目終了段階では非常に良好な馬場状態が続いている。差し自体はそこそこ届くが、総じてイン有利。このまま行けば最終週も昨年のような馬場にはならない可能性が高い。
どうやら進路自体は直撃を避けられそうだが、雨という意味では大いに影響を与えそうな今回の台風。もっとも、水曜昼時点であるが予報を見る限り中山競馬場の雨は金曜日の日中~夕方くらいがピークになりそうで、その後は回復。競馬開催のある土日は晴れるのでは…? というのが大方の予想だ。
もし、晴れるとなれば、馬場自体はそこまで外伸びや外差しにはならない可能性が高い。
ただ、その場合ももうひとつ問題がある。それは…
「展開」
昨年はモズスーパーフレアに対して外から藤岡佑介騎手のビアンフェが執拗に絡んで行ったことが外差しを誘発したもう一つの要因となった。そしてこの2頭は今年も出走してくる。
金曜の枠順確定でどのような並びになるのか、陣営はどのような作戦を示唆するのか。また2頭以外の有力先行馬、レシステンシア、ファストフォース、さらに折り合い難のメイケイエールあたりがどのような隊列を組むのか…はレースを考える上で重要になりそうだ。
さて、日曜を迎え、台風の影響がどうだったか…ですが、雨は降ったものの土日で晴れたことで回復。土曜の夜に再び雨が降ったものの、芝には大きな影響はないとみます。
というわけで予想へ…
【スプリンターズステークス】
逃げ先行勢が例年通りか、それ以上に揃った一戦。
それでも速いのは大外枠のモズスーパーフレア。ビアンフェ、ファストフォースあたりがどうついていくかだが、昨年のような競馬になる可能性は低く、ある程度の位置につけられるか、あるいは内で我慢できる組が狙いとなる…。
本命は…
◎ファストフォース
本馬は戦績から平坦巧者のようにも思えるが、最高のパフォーマンスを見せたのは昨年の出戻り初戦。急坂を力強く駆け上がり楽々と突き放した。
巨漢馬でパワー溢れる馬体はまるで香港馬のよう。小倉の平坦で結果を出して来たが、中山でさらに持ち味が生きる可能性が高い。
逃げ一手ではなく好位からも競馬をできるタイプで、行く馬を行かせて内枠から上手く位置を取れそうな好枠。北九州記念では厳しい馬場状態&枠の中で最も強い競馬をしており、今年の相手関係でも十分勝負になるはずだ。
◎ファストフォース
さて、このレースは相手も大事。ヒモの順番は? そして馬券の組み方は?
ということで、こちらはnoteにて結論を書いています。
ポートアイランドステークスの予想もお送りしていますので、併せてご覧ください。
凱旋門賞についてはまた夕方以降にお送りする予定ですので、再訪もよろしくお願いいたします。