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【フェブラリーS2022回顧】福永騎手の綿密な準備と緻密な戦略が導いた当たり前のようで当たり前じゃない勝利

フェブラリーステークス2022

フェブラリーステークスは、カフェファラオが連覇を達成。レース前に、

今年はメンバーレベルが高くない

と申し上げましたが、結果的には昨年の勝ち馬が順当に今年も強かったという内容でした。雨の影響も非常に大きく、当日は外からの差しが利かない馬場状態、スピードが生きる昨年に近い状況もカフェファラオに味方したように思います。

それでも、道中は包まれず外に出し、スムーズに抜け出してきて完勝。馬の力もさることながら、いろいろ考えて計算しつくされた位置取り…初騎乗できっちりと力を引き出した福永騎手も見事でした。

もちろん、鮮やかな騎乗で穴を開けるのもすごい。しかしながら、人気を背負い、期待される立場でやるべきことを当たり前にやってのける、これもまたすごいです。むしろプレッシャーがかかる状況で、きっちり仕事を果たした福永騎手の
綿密な準備と戦略が実った、トップジョッキーのすごみがよくわかる一戦でした。

昨年暮れの香港での落馬事故を見たときは、正直、復帰までに少し時間がかかるかもしれないなと思ったのですが、あれから2ヶ月ちょっとでこうして復帰し、そしてG1を勝つのですから素晴らしいです。これまでのレース映像を全て見て、ルメール騎手にもいろいろと確認をして本番に臨んだと話していましたが、当たり前のようではありますけれども、こうした綿密な準備をきちんとできることも好結果に繋がっているのだと思います。

競馬のみならずこれは全ての仕事に通じることですが、当たり前の準備をきちんと当たり前のようにやって臨む…もちろんそれで必ずしも結果が出るとは限らないですが、そういう積み重ねが長期的に見れば良い結果に繋がるのは必然。自分自身にもとても刺激と、学びのある一戦でした。

3着ソダシ。

こちらも一旦ハナを譲って再び伸びてくるというなかなか今後にも期待を持てる内容でした。精神面で少し危ういところがあるので、そこら辺のケアがカギ。

期待したソリストサンダーは道中いい位置にいたかなと思ったのですが、弾けるまでには至らず4着。この日フェブラリーステークス当日の馬場状態はちょっと厳しかったかなと思いますが、現状やれることはやってくれたかなと思います。

自分自身が考えたレース展開とは逆。馬場状態の読みもちょっとずれていたので、これは反省材料としたいです。

今週末から、中山そして阪神開催が始まります。早くも3開催目、いろいろとうまくいかないこと、また希望が見えることあるのですが、常に自分を信じて、今週からも精一杯予想します。福永騎手の準備力を見習って、たくさん当てる開催にしたいと思っております。

今回はここまで。

【騎手の取扱説明書】

↓福永騎手だけでなく、全騎手の特徴や騎乗スタイルはこの一冊に詰まっています。

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