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【有馬記念回顧】記録にも記憶にも残る消耗戦、力を尽くした全馬に拍手―!

今年も有馬記念が終わりました。まだ中央競馬が終わったわけではないですが、素晴らしいメンバーによる素晴らしいレースでした。馬券的なことを抜きにすれば…。

とりあえず結果を。

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~有馬記念 2019 結果

1着 ○6リスグラシュー(2人気)
2着 △10サートゥルナーリア(3人気)
3着 △7ワールドプレミア(4人気)
——-
10着 ◎3エタリオウ(10人気)

勝ったリスグラシューは圧勝。アーモンドアイは9着に敗れ、期待した◎エタリオウも10着と見せ場までは至らず…という結果でした。

それにしても…

勝ったリスグラシューは強かった。4コーナーの手応えがもう一頭だけ全く異次元で、馬券を買っていた人はあの時点で勝利を確信したことでしょう。直線に入っても馬なり、ラスト1Fの時点で勝負は決していた。あとは軽く追い出すとグングン突き放しての5馬身差。まさに圧勝、完勝でした。

あの手応えは本当に痺れましたね。1998年のグラスワンダーの唸るような手応えを思い起こさせる凄いモノでした。

負けた馬たちも称賛を送りたい馬が多々。

まずアーモンドアイは正攻法で挑みましたが前半力んでしまい全く溜めが利かず。中山2500mという舞台はやはりやや長かった。その上に立ち回り勝負にならなかったので最後はガス欠のような感じ。

ただ力負けというよりは適性負けという内容で、競馬にはこういうことが往々にしてあるもの。2017年の宝塚記念におけるキタサンブラックを見るような負けっぷりでした。普通の条件なら次走はキッチリ巻き返す公算が高いと見ます。

競馬って力のある馬でも展開やちょっとしたことでやっぱり負けてしまうんですよね。ディープインパクト級のスーパーホースですらそうだったわけで、昨日の敗戦は改めて競馬のそういう一面を見せてくれたレースだったかなと思いますね。

何よりアーモンドアイはよくぞ参戦してきたという一戦。香港からの急遽の出走ではありましたが、間違いなくその存在がレースを盛り上げました。

それと敢闘賞をあげたいのが逃げたアエロリット。今回は引退レースということもあってか、外枠から思い切って行きました。アエロリットの作り出した淀みない流れが、後続各馬のぽてんしゃを引き出しましたね。

こういう馬の参戦は面白い。やっぱり競馬はときに適性を超えたチャレンジがあるからこそ盛り上がるのだなと、改めて思いました。

ワールドプレミアの武豊騎手も一発狙った騎乗で見せましたし、フィエールマンの池添騎手はアーモンドアイを倒しに行き、結果的にはキツイ競馬を強いることにはなってしまいましたが、素晴らしいファイティングスピリット溢れる騎乗を見せてくれました。

◎エタリオウも道中はインでジッとする横山典流の競馬。インに入れて行くまでのアシストは見事でしたし、らしさは発揮してくれました。今回はそういう騎乗が生きる競馬にならなかったけど、チャレンジャーとして見せ場を作ってくれました。

というわけで有馬記念出走馬の中で次走狙いたい馬を一頭挙げるならこの馬。
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敗因は明確。力があるのは間違いないので、適条件なら巻き返し濃厚でしょう。

それとやっぱり豪華なメンバーがいて然るべきペースになると、競馬って面白いんだなと改めて感じさせられた一戦。あとは馬券が当たれば完璧でしたが…。

競馬、秋のG1はラスト・ホープフルSを残すのみとなりました。

地方交流・勝負レースと大きな的中があったので、最後にG1も全部ひっくり返すくらいの予想をできるように、また1週間じっくり考えていきます。

詳細な回顧はまた競馬ノートで火曜日にお送りする予定ですので、併せてお読みいただければ嬉しいです。

では。

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